資産家向けの月刊誌「地主と家主」のコラムに、弊社代表 濱口裕之が連載が掲載されたのでお知らせいたします。
最終更新日: 2024/6/14
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遺言能力の評価法についてのコラム記事
「地主と家主」で担当する連載のタイトルは「認知症は怖くない?!資産を守るために知っておきたいキホン」です。
全国の資産家向けに、認知症に関する問題点を解説します。第5回の連載コラムは、遺言能力の有無を判断する評価項目についての概説です。
【連載】認知症は怖くない?!資産を守るために知っておきたいキホン
第5回 遺言能力の有無を判断する評価項目
<参考>
【地主と家主】認知症はどんな病気?|遺言能力鑑定
【地主と家主】認知症を発症したサインを見逃すな!|遺言能力鑑定
【地主と家主】認知症を発症したサインを見逃すな!|遺言能力鑑定
【地主と家主】遺言や家族信託ができなくなる状態とは
遺言能力の有無を判断する評価項目
訴訟では「総合的に見て、遺言の時点で遺言事項を判断する能力があったか否かによって判断すべき(東京地判平成16年7月7日)」という判例にしたがって、遺言能力の有無が判断されます。具体的な項目は以下のごとくです。
- 精神医学的な評価
- 遺言内容
- 被相続人(遺言者)と相続人の人間関係
- 遺言と同じ内容を記した別資料
専門医による遺言能力鑑定は重要な判断材料
裁判官は前述の精神医学的な評価を重視します。精神医学的な評価では、診断書、画像検査、各種の神経心理学的検査を総合的に判断します。
しかし、裁判官は医療に詳しいとは限りません。むしろ多くの裁判官は医療に関しては素人の域を出ないのが実情です。
このため、認知症専門医が各種医証を精査して精神医学的な評価をした遺言能力鑑定が重視されます。遺言能力鑑定が裁判官の判断に大きな影響を与えるケースも珍しくないのです。
<参考>
【遺言能力鑑定】意思能力の有無を専門医が証明|相続争い
詳細は「地主と家主」を参照してください
月刊誌「地主と家主」の連載コラムの要点を記載しました。詳細な内容に関しては、「地主と家主」を参照してください。
※ 「地主と家主」は、全国賃貸住宅新聞社が2003年に創刊した全国の資産家向けの月刊誌です。
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