交通事故コラム詳細

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【医師が解説】交通事故で肩の痛みが治らない時は後遺障害申請を

交通事故の後、肩の痛みが続くことは多くの人にとって大きな悩みです。治療を受けても痛みが改善されない場合、その原因を知り、適切な対策を講じることが重要です。

 

本記事では、交通事故後の肩の痛みが治らない原因や症状、診断方法、治療法について詳しく解説しています。また、後遺障害認定ポイントについても解説して、弁護士や被害者が知っておくべき情報を提供しています。

 

 

最終更新日: 2024/10/28

 

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交通事故で発症する肩の痛みとは

よくある症状とその特徴

交通事故で発症する肩の痛みは、軽度から重度までさまざまな症状があります。最も一般的なのは、肩関節の損傷や筋肉の挫傷です。

 

痛みは直後に現れることが多く、動かすと痛みが増すことが特徴です。また、肩の動きが制限されることもあります。

 

 

肩の痛みが治らないケースの特徴

交通事故後の肩の痛みが長引くケースとして、関節に及ぶ骨折がずれたままで治った場合が挙げられます。

 

また、筋肉や腱の断裂が原因で痛みが続くこともあります。むちうち症状も長引きやすく、慢性的な痛みやしびれが残ることも珍しくありません。

 

 

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交通事故で肩の痛みが治らない主な原因

骨折

骨折すると非常に強い痛みが出現するため、肩をほとんど動かせなくなります。肩の骨折には、鎖骨骨折、上腕骨近位端骨折、肩甲骨骨折などがあります。

 

 

関節の異常

肩の関節が捻じれて関節唇や靭帯が切れたり、関節が脱臼したりすると、強い痛みで動かせなくなるケースが多いです。

 

 

腱や筋肉の損傷と炎症

交通事故で肩の筋肉や腱成分が部分的に引き裂かれることがあります。受傷すると、すぐに痛みが現れて肩の動きが制限されます。

 

 

神経の問題

むちうちでは、首から肩にかけての痛みやしびれを生じることが多いです。交通事故に遭った直後は症状が軽く、半日から1日して悪化するケースが多いです。

 

 

肩の痛みが治らない理由

適切な治療が行われていない

交通事故後の肩の痛みが治らない理由として、治療法の選択が適切でない場合があります。肩の痛みの原因は、骨折、脱臼、腱板断裂、関節唇損傷、むちうちなど多岐に渡ります。

 

たくさんある傷病の中から正しい診断を導き出すのは、整形外科医にしかできません。漫然と整骨院に通院していると、肩の痛みが治らない原因となるので注意が必要です。

 

 

<参考>

 

 

 

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後遺症の可能性

肩の痛みが治らない理由として、後遺症になっている可能性があります。交通事故による肩の痛みは、骨折や脱臼、筋肉や腱の損傷、神経の損傷(むちうち)などが原因で発生します。

 

骨折や腱の損傷が適切に治療されないと、慢性的な痛みや可動域制限が残る可能性があります。特に、上腕骨近位端骨折、鎖骨骨折、肩甲骨骨折、腱板断裂などは、後遺症として痛みが長引くケースが多いです。

 

また、むちうちによる神経の損傷も、肩の痛みが長引く原因となります。肩の痛みだと思っていたら、実は首が原因だったというケースは少なく無いので注意が必要です。

 

 

肩の痛みに対する適切な治療と対応策

整形外科での診断と治療法

交通事故で肩の痛みを発症すれば、整形外科での診断と治療が必要です。医師は、診察したうえでレントゲン検査やMRI検査などの画像検査を行い、骨折や腱板断裂などの原因を特定します。

 

軽度の痛みでは、物理療法や痛み止めの使用が推奨されます。一方、重度の場合は、手術が必要になるケースがあります。また、リハビリテーションも重要で、早期に肩関節運動を再開して回復を促進します。

 

 

理学療法の効果

理学療法は、肩の痛みを軽減して、回復を促進するために広く使用されています。理学療法の主な効果は、筋肉の強化、関節可動域の改善、除痛です。

 

具体的には、ストレッチ、マッサージ、温熱療法などが行われます。これらの理学療法によって関節の動きが改善され、痛みの軽減が期待されます。

 

 

痛みを和らげる生活習慣

交通事故後の肩の痛みを和らげるためには局所の安静が重要です。さらに、適度なストレッチや軽い運動を取り入れることで、筋肉の緊張をほぐして血行を促進します。温熱療法やマッサージも効果的です。

 

日常生活では、正しい姿勢を保ち、重い物を持ち上げる際には注意が必要です。これらの生活習慣を取り入れることで、肩の痛みを軽減できます。

 

 

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交通事故後の肩の痛みが後遺障害に認定されるポイント

 

肩の外傷では、ケガの種類によって後遺障害の認定されやすさが異なります。一般的に、大きくずれた骨折は後遺障害に認定されやすいです。

 

しかし、少ししかずれていない骨折や、腱板断裂や関節唇損傷などの軟部組織損傷では、明確な画像所見があっても後遺障害に認定されにくいです。

 

後遺障害が認定されるか否かは、事故の状況、治療経過、画像所見などである程度判断できます。そして、現時点での可能性を見極めることで、後遺障害認定に向けた対策を立てることも可能です。

 

 

<参考>

 

 

交通事故後の治らない肩の痛みで弊社ができること

弁護士の方へ

弊社では、交通事故後の治らない肩の痛みが後遺障害に認定されるために、さまざまなサービスを提供しております。

 

 

等級スクリーニング

 

現在の状況で、後遺障害に認定されるために足りない要素を、後遺障害認定基準および医学的観点から、レポート形式でご報告するサービスです。

 

等級スクリーニングは、年間1000事案の圧倒的なデータ量をベースにしています。また、整形外科や脳神経外科以外のマイナー科も実施可能です。

 

等級スクリーニングの有用性を実感いただくために、初回事務所様は、無料で等級スクリーニングを承っております。こちらからお気軽にご相談下さい。

 

 

<参考>
【等級スクリーニング】後遺障害認定と対策を精査|医療鑑定

 

 

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医師意見書

 
医師意見書では、診療録、画像検査、各種検査、後遺障害診断書などの事故関連資料をベースにして、総合的に後遺障害の蓋然性を主張します。

 

医師意見書は、後遺障害認定基準に精通した各科の専門医が作成します。医学意見書を作成する前に検討項目を共有して、クライアントと医学意見書の内容を擦り合わせます。

 

医学意見書では、必要に応じて医学文献を添付して、論理構成を補強します。弊社では、2名以上の専門医によるダブルチェックを行うことで、医学意見書の質を担保しています。

 

弊社は1000例を優に超える医師意見書を作成しており、多数の後遺障害認定事例を獲得しています。是非、弊社が作成した医師意見書の品質をお確かめください。

 

 

<参考>
交通事故の医師意見書が後遺障害認定で効果的な理由|異議申し立て

 

 

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画像鑑定報告書

 

交通事故で残った後遺症が、後遺障害で非該当になったら異議申し立てせざるを得ません。その際に強い味方になるのが画像鑑定報告書です。

 

画像鑑定報告書では、レントゲン、CT、MRIなどの各種画像検査や資料を精査したうえで、後遺障害診断書に記載されている症状との関連性を報告します。

 

画像鑑定報告書は、画像所見の有無が後遺障害認定に直結する事案では、大きな効果を発揮します。

 

弊社では事案の分析から医師意見書の作成、画像鑑定にいたるまで、社内の管理医師が一貫して取り組むことで、クライアント利益の最大化を図っています。

 

 

<参考>
【画像鑑定】交通事故の後遺障害認定で効果的な理由|異議申し立て

 

 

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交通事故の治らない肩の痛みでお悩みの被害者の方へ

弊社サービスのご利用をご希望であれば、現在ご担当いただいている弁護士を通してご依頼いただけますと幸いです。

 

また、弊社では交通事故業務に精通している全国の弁護士を紹介することができます。

 

もし、後遺障害で弁護士紹介を希望される被害者の方がいらっしゃれば、こちらのリンク先からお問い合わせください。

 

尚、弁護士紹介サービスは、あくまでもボランティアで行っています。このため、電話での弊社への問い合わせは、固くお断りしております。

 

 

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まとめ

 

交通事故では肩の痛みを発症しやすいです。痛みの原因として、関節内骨折や筋肉・腱の断裂、神経の損傷(むちうち)などが挙げられます。

 

適切な治療を行わないと、後遺症になる可能性があります。治療には、薬物療法、リハビリ、物理療法、手術などがあります。後遺障害認定には、事故の状況や治療の経過、画像所見などが影響します。

 

交通事故による肩の痛みの後遺障害認定でお困りの事案があれば、こちらからお問い合わせください。

 

 

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