交通事故コラム詳細

fv fv

腰椎捻挫の後遺症と後遺障害認定ポイント|交通事故の医療鑑定

交通事故で受傷することの多い怪我のひとつに腰椎捻挫(ようついねんざ)があります。

 

外部からの強い衝撃が腰に伝わって発症し、腰の痛みや下肢のしびれ・痛み(坐骨神経痛)を引き起こす原因となります。

 

また、もともと腰椎椎間板ヘルニアや腰椎分離症があった人が交通事故にあうことで、腰痛や下肢痛が悪化するケースもあります。

 

腰椎捻挫は、レントゲンやMRI検査で分かりにくいです。しかし、画像検査で異常を指摘できなくても、後遺障害に認定される可能性があります。

 

本記事は、腰椎捻挫の後遺症が、後遺障害に認定されるポイントを分かりやすく解説しています。

 

 

最終更新日: 2026/2/7

 

book

 

 

Table of Contents

腰椎捻挫の後遺症

腰椎捻挫とは

腰椎捻挫は、外部から強い衝撃が腰椎に伝わり、骨の周囲にある筋肉や靭帯、軟骨が損傷した状態です。頚椎捻挫を合併するケースも多いです。

 

交通事故であれば、運転中や停車中に車が追突することで、運転手もしくは同乗者の腰に強い衝撃が加わり、腰椎捻挫を受傷します。

 

大きな事故で受傷する場合が多いですが、小さい事故でも、衝突を防御する体勢をとれず、不意に追突されて発症するケースもあります。

 

 

Lumbar sprain

 

 

腰椎捻挫の後遺症

腰椎捻挫の症状として最も多いのは腰痛です。下肢(足)の痛みやしびれを引き起こすケースがあり、この症状を坐骨神経痛と呼びます。

 

坐骨神経は、幾つもの神経が集まった束のようなもので、腰から足の先まで電線のように下肢の内部を走行しています。

 

そのため、腰椎捻挫で坐骨神経痛を発症すると、腰やおしりから太ももの後ろ側、ふくらはぎにかけて広範囲にしびれや痛みを生じます。

 

 

腰椎捻挫で考えられる後遺障害

 

等級

認定基準

12級13号

局部に頑固な神経症状を残すもの

14級9号

局部に神経症状を残すもの

 

 

12級13号:局部に頑固な神経症状を残すもの

局部とは腰部を指します。神経症状とは腰椎捻挫に由来する症状を指します。腰痛にかぎらず、お尻の痛み、下肢のしびれや痛みも含みます。

 

14級9号との大きな違いは、「後遺症の存在が医学的に証明できるもの」というフレーズです。

 

12級13号認定のためには、まずレントゲン検査やMRI検査で客観的(他覚的)な異常所見があることが必須条件になります。

 

異常所見には、椎間板ヘルニアや骨棘(加齢の変化)、椎間板高の減少(加齢による変性で椎間板の厚みが減少する)も含まれます。

 

神経や椎間板は、レントゲン検査では写らないため、MRI検査を撮らないと評価できません。

 

このため、レントゲン検査しか撮影されていないと、12級13号認定に必要とされている医学的な証明ができないです。

 

下肢の痛みやしびれなどの症状が続いているのであれば、主治医と相談して、腰椎のMRI検査を検討してもらいましょう。

 

神経症状に関しても、14級9号では自覚症状(患者さんの訴え)としての痛みで良いのですが、12級13号では、より条件が厳しくなります。

 

自覚症状だけでは不十分で、筋力低下、筋肉の萎縮(やせて細くなる)、深部腱反射の異常などの客観的な症状が必要とされます。

 

下肢のしびれ(知覚障害)の範囲も、損傷された神経の分布に完全に一致している必要があります。

 

尚、腰椎捻挫で行われる頻度は非常に低いですが、筋電図や神経伝導検査といった特殊な検査の異常値も客観的な検査所見に含まれます。

 

 

14級9号:局部に神経症状を残すもの

局部とは腰部を指します。神経症状とは腰椎捻挫に由来する症状を指します。腰痛に留まらず、お尻の痛み、下肢のしびれや痛みも含まれます。

 

後遺障害に認定されるには、将来においても回復は見込めないと医師が判断した状態であること(症状固定)が前提になります。

 

主治医が作成する後遺障害診断書の記載内容では、症状の常時性が必要で、天気が悪いときに痛いなどの症状では認定されません。

 

また、交通事故と後遺症に因果関係が認められることが条件となるため、車体の損傷が少ない交通事故は非該当になりやすいです。

 

また、情報は公開されていないものの、毎月の通院頻度が少なかったり、症状固定までの通院期間が短いケースも非該当となります。

 

詳細な後遺障害の認定基準が公表されていない背景には、不正受給を排除する目的があるとされています。

 

 

book

 

 

腰椎捻挫の後遺障害認定ポイント【弁護士必見】

腰椎捻挫はどうやって診断する?

交通事故の直後から、腰の痛み、下肢の痛みやしびれが続いていると、医師は腰椎捻挫と診断します。

 

腰椎捻挫では、腰のレントゲン検査やMRI検査で異常を認めないケースもたくさんあります。特に若年者では異常を認めないケースが多いです。

 

腰椎捻挫の診断には、レントゲン検査やMRI検査の異常所見は必須ではありません。極論すると交通事故を契機に腰痛が発症すると腰椎捻挫です。

 

腰椎の画像検査で異常がなかったとしても、事故の直後から腰痛が持続しているのであれば、腰椎捻挫と診断されます。

 

一方、腰椎捻挫を疑って、レントゲン検査を実施したら、腰椎分離症(ようついぶんりしょう)や腰椎すべり症が見つかるケースも多くあります。

 

交通事故で腰椎分離症やすべり症を生じたのではなく、事故前からの分離症やすべり症が、事故を契機に腰痛を発症したと考えるのが妥当です。

 

事故後にMRI検査を施行したら、腰に椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が見つかったというケースも多くあります。

 

椎間板は骨と骨の間の軟骨です。そしてヘルニアとは、本来あるべきところから組織が飛び出す現象です。

 

つまり、椎間板ヘルニアは腰の軟骨が飛び出した状態です。腰椎椎間板ヘルニアは、一般の方が想像している以上によくある病気です。

 

生活していると虫歯ができるのと同じように、本人も気づかないうちに腰に椎間板ヘルニアを生じていたというケースは多々あります。

 

尚、椎間板(軟骨)はレントゲン検査に写らないため、レントゲン検査では椎間板ヘルニアを診断できず、MRI検査が必須です。

 

 

 

nikkei medical

 

 

12級13号:局部に頑固な神経症状を残すもの

14級9号と比較して認定基準は非常に厳しいです。痛みだけでは不十分で、「障害の存在が医学的に証明できるもの」という条件が必要です。

 

具体的には、MRI検査で神経の圧迫があること、さらにその圧迫されている神経と実際の症状が完全に一致していることが必須条件になります。

 

これらの所見は神経学的所見の推移についてという書式に記載されます。この書式の所見で、ひとつでも問題があれば12級13号認定は難しいです。

 

 

<参考>
神経学的所見の推移について|むちうち12級|交通事故の後遺障害

 

 

download

 

 

14級9号:局部に神経症状を残すもの

14級9号は、救済等級としての位置づけでもあり、比較的広い範囲の患者さんが認定される可能性があります。

 

受傷から一定の期間(約半年が目安になります)通院されていて、その間の通院回数が一定の基準を超えていれば認定の可能性が高まります。

 

それ以外にも、交通事故の規模や画像所見(レントゲン検査やMRI検査)も参考にして、後遺障害が審査されます。

 

一番重要なことは、受傷直後から症状固定にいたるまで、症状に一貫性があることと、持続性があることです。

 

症状一貫性の証明では、自賠責保険が医師から取り付ける頚椎捻挫・腰椎捻挫の症状の推移についての記載内容に注意する必要があります。

 

尚、整骨院に通院しているだけでは不十分で、交通事故直後から症状固定まで、定期的に医療機関に通院していることが必須条件となります。

 

 

<参考>

 

 

腰椎捻挫の後遺症が数年後に発症する可能性は?

後から後遺症が出ることは無い

 

日常診療でよく聞かれる質問の代表的なものは「腰椎捻挫の後遺症が交通事故の数年後に発症することはありますか?」 です。

 

結論から申し上げると、今は何も症状が無いのであれば「後から後遺症が出る」ことはありません。

 

もし、腰痛や足のしびれなどの症状が出たとしても、事故とは無関係に発症したと思って良いでしょう。

 

 

交通事故との因果関係の証明は難しい

 

実務的にも、数年してから発症した腰痛や足のしびれと、交通事故との因果関係を証明することは、極めて難しいです。

 

このため、事故から数年してから発症した症状が、腰椎捻挫の後遺障害に認定される可能性はほぼゼロと考えて良いでしょう。

 

 

骨折では後遺症が数年後に発症する可能性あり

 

一方、腰椎捻挫ではなく脛骨高原骨折などの関節内骨折では、数年後に痛みや関節可動域制限などの症状が出現する可能性は十分にあります。

 

このようなケースでは、交通事故との因果関係の証明も比較的容易です。もしお困りであれば、主治医や弁護士に相談することを推奨します。

 

 

弁護士だけでは専門的な判断を行うことは難しいため、整形外科専門医との綿密な協議が必要になります。

 

腰椎捻挫でお困りの事案があればこちらからお問い合わせください。尚、初回の法律事務所様は無料で等級スクリーニング®を実施いたします。

 

 

inquiry

 

Traffic accident patient

 

 

【12級13号】腰椎捻挫の後遺障害認定事例

事案サマリー

  • 被害者:46歳
  • 初回申請:非該当
  • 異議申立て:12級13号(局部に頑固な神経症状を残すもの)

 

交通事故後に腰痛と右下肢に放散する痛みが持続していました。痛みのため、半年以上通院を余儀なくされました。

 

しかし、治療の甲斐なく症状は改善しませんでした。後遺障害申請したところ、初回の被害者請求時には非該当と判定されました。

 

 

弊社の取り組み

診療録を詳細に確認すると、受傷直後から腰椎椎間板ヘルニアに特徴的な「ラセーグ徴候陽性」と複数箇所に記載されていました。

 

MRIで、L4/5レベルに椎間板ヘルニア(矢印)を認め、右下肢痛は椎間板ヘルニアが圧迫しているL5神経根の知覚領域と一致していました。

 

脊椎外科専門医が診療録を確認したところ、初回申請時に見落とされていたため、これらの所見を丁寧に医師意見書に記載しました。

 

初回申請時は椎間板ヘルニアの所見が軽視されていたため、読影所見の補足も行いました。異議申し立てしたところ12級13号が認定されました。

 

 

 

 

【14級9号】腰椎捻挫の後遺障害認定事例

事案サマリー

  • 被害者:39歳
  • 初回申請:非該当
  • 異議申立て:14級9号(局部に神経症状を残すもの)

 

交通事故後に腰痛を自覚されていました。受傷から8ヵ月通院されましたが、頑固な腰痛は改善せず、後遺障害診断書が作成されましたが、非該当と判定されたため、弊社に相談がきました。

 

 

弊社の取り組み

画像を脊椎外科専門医が詳細に読影したところ、事故の後から、L4/5椎間板高の減少(椎間板がすり減って、高さが低くなる現象)が進行していることが明らかになりました。

 

これらの所見について、医師意見書を作成して異議申立てを行ったところ14級9号が認定されました。

 

 

 

 

腰椎捻挫の後遺障害認定で損害賠償金を請求できる

 

腰椎捻挫で後遺障害に認定されると、後遺障害慰謝料と後遺障害逸失利益を請求できます。

 

 

後遺障害慰謝料とは

交通事故で後遺障害が残ってしまった精神的苦痛に対する補償金です。後遺障害慰謝料は、下の表のように後遺障害等級によって異なります。

 

 

後遺障害等級

後遺障害慰謝料

1級

2800万円

2級

2370万円

3級

1990万円

4級

1670万円

5級

1400万円

6級

1180万円

7級

1000万円

8級

830万円

9級

690万円

10級

550万円

11級

420万円

12級

290万円

13級

180万円

14級

110万円

 

 

腰椎捻挫の後遺障害慰謝料の相場

腰椎捻挫の後遺障害慰謝料の相場は、症状の程度や後遺症の種類によって異なります。

 

腰椎捻挫では12級13号に認定される可能性があり、慰謝料の相場は、110万円~290万円です。
 

 

後遺障害逸失利益とは

後遺障害が残ると、労働能力が低下してしまいます。労働能力が低下したために失うであろう収入の不足分に対する補償金です。

 

後遺障害逸失利益は、交通事故被害者の年収、年齢をベースにして、後遺障害等級に応じた労働能力喪失率と労働能力喪失期間で決まります。

 

後遺障害逸失利益は、以下の計算式で算出されます。

 

基礎収入×労働能力喪失率×労働能力喪失期間に対するライプニッツ係数

 

 

腰椎捻挫の後遺障害逸失利益の相場

腰椎捻挫による後遺障害の逸失利益の相場は、損傷の程度や影響、職種、年齢などによって異なるため、詳細な金額提示は難しいです。

 

非常にざっくりした数字で言うと、高齢者で軽度の症状であれば数十万円から、若年者で重度の症状であれば数百万円に達する可能性もあります。
 

 

腰椎捻挫の後遺障害認定で弊社ができること

弁護士の方へ

弊社では、腰椎捻挫の後遺症が後遺障害に認定されるために、さまざまなサービスを提供しております。

 

 

等級スクリーニング®

 

現在の状況で、後遺障害に認定されるために足りない要素を、後遺障害認定基準および医学的観点から、レポート形式でご報告するサービスです。

 

等級スクリーニング®は、年間1000事案の圧倒的データ量をベースにしています。整形外科や脳神経外科以外のマイナー科も実施可能です。

 

等級スクリーニング®の有用性を実感いただくため、初回事務所様は無料で承っております。こちらからお気軽にご相談下さい。

 

 

<参考>
【等級スクリーニング®】後遺障害認定と対策を精査|医療鑑定

 

 

fv_appraisal_pc

 

 

 

医師意見書

 

医師意見書では、診療録、画像検査、各種検査、後遺障害診断書などの事故関連資料をベースにして、総合的に後遺障害の蓋然性を主張します。

 

医師意見書は、後遺障害認定基準に精通した専門医が作成します。作成前に検討項目を共有して、クライアントと意見書の内容を擦り合わせます。

 

必要に応じて医学文献を添付して、論理構成を補強します。弊社では、2名以上の専門医によるダブルチェックで、意見書の質を担保しています。

 

弊社は、数千におよぶ医師意見書を作成しており、多数の後遺障害認定事例があります。是非、弊社の医師意見書の品質をお確かめください。

 

 

<参考>
交通事故の医師意見書が後遺障害認定で効果的な理由|異議申し立て

 

 

download

 

 

 

画像鑑定報告書

 

事故で残った後遺症が、後遺障害で非該当になったら異議申し立てせざるを得ません。その際に強い味方になるのが画像鑑定報告書です。

 

画像鑑定報告書では、レントゲン、CT、MRIなどの画像検査や資料を精査して、後遺障害診断書に記載されている症状との関連性を報告します。

 

画像鑑定報告書は、画像所見の有無が後遺障害認定に直結する事案では、大きな効果を発揮します。

 

弊社では、事案の分析から画像鑑定にいたるまで、社内の管理医師が一貫して取り組むことで、クライアント利益の最大化を図っています。

 

 

<参考>
【画像鑑定】交通事故の後遺障害認定で効果的な理由|異議申し立て

 

 

inquiry

 

 

 

腰椎捻挫の後遺障害認定でお悩みの被害者の方へ

弊社サービスのご利用をご希望であれば、現在ご担当いただいている弁護士を通してご依頼いただけますと幸いです。

 

また、弊社では交通事故業務に精通している全国の弁護士を紹介することができます。

 

もし、後遺障害認定で弁護士紹介を希望される被害者の方がいらっしゃれば、こちらのリンク先からお問い合わせください。

 

 

Traffic accident patient

 

 

尚、弁護士紹介サービスは、あくまでもボランティアで行っています。このため、電話での弊社への問い合わせは、固くお断りしております。

 

弊社は、電話代行サービスを利用しているため、お電話いただいても弁護士紹介サービスをご提供できません。ご理解のほどお願いいたします。

 

 

 

doctor

 

 

腰椎捻挫の検査所見

 

腰椎捻挫を診断するための検査ではありませんが、カルテや診断書に記載されることの多い検査所見についても簡単に説明します。

 

 

ラセーグ徴候(SLRテストと同義)

ベッドの上に患者さんに仰向けで横になってもらい、膝を伸ばした状態で下肢を持ち上げる検査です。

 

腰椎椎間板ヘルニアで腰神経の圧迫があると、下肢を持ち上げた際に強い下肢痛を生じ、陽性と判断されます。比較的客観性の高い検査です。

 

 

<参考>
SLRとFNSテストはヘルニアの後遺障害認定ポイント|交通事故の医療鑑定

 

 

FNSテスト(大腿神経伸展テスト)

FNSテストとは、L2/3椎間板ヘルニアやL3/4椎間板ヘルニアで特異的に陽性になる検査です。

 

患者さんにうつ伏せになってもらい、膝を曲げていきます。太ももの前に痛みやしびれが発生すると陽性です。

 

 

<参考>
SLRとFNSテストはヘルニアの後遺障害認定ポイント|交通事故の医療鑑定

 

 

深部腱反射

ハンマーで患者さんの腱を叩く検査です。患者さんの意思に関係なく反応が現れる為、客観的な検査結果と解釈されます。

 

腰椎椎間板ヘルニアで圧迫される腰神経は、末梢神経に分類されます。末梢神経が圧迫されると、下肢の深部腱反射は低下します。

 

 

<参考>
深部腱反射は12級の後遺障害認定のポイント|交通事故の医療鑑定

 

 

DTR

 

 

徒手筋力テスト(MMT)

患者さんの筋力を0から5までの6段階で評価するものです。5が正常で、0は筋肉の収縮すら確認できないという評価になります。

 

腰椎椎間板ヘルニアで腰神経が圧迫されると、神経を伝わって筋肉の収縮をおこすことができなくなります。

 

その結果、下肢の筋肉が麻痺したり、筋萎縮(筋肉がやせて細くなる)を併発します。

 

また、知覚障害の範囲を調べることで、腰椎のどの神経が障害されているかを予測することが可能です。

 

例えばL5神経(Lは腰椎)であれば、下腿の外側から母趾にかけて、S1神経(Sは仙骨)であれば、足底といった感じです。

 

尚、これらの検査は、腰椎捻挫の検査というよりは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症で神経が圧迫されているかを調べる検査です。

 

 

<参考>
徒手筋力検査は後遺障害12級認定のポイント|交通事故の医療鑑定

 

 

woman

 

 

腰椎捻挫でよくある質問

腰椎捻挫の治療は?

腰椎捻挫に対して手術が行われることはありません。事故直後は安静にすることが治療の基本になります。

 

コルセットが処方される場合や痛みを和らげるために湿布や塗り薬、内服薬が処方されることも多いです。

 

 

腰椎捻挫では仕事を何日休む?

意外かもしれませんが、医学的には腰椎捻挫で長期間におよぶ休業は推奨されていません。

 

「腰椎捻挫では受傷後2週間は安静にする」「腰椎捻挫では受傷後2週間は仕事を休む」などの記事が散見されますが、医学的には間違いです。

 

長期間にわたる安静や休業は、社会復帰を遅らせる要因になります。このため整形外科医はできる範囲で仕事することを推奨しています。

 

もちろん、重い症状の患者さんもいらっしゃるので、ある程度の安静や休業はやむを得ません。

 

しかし、数ヶ月におよぶ休業は、医学的に証明できないことを知っておいて損はないと思います。

 

賠償実務的に言っても、数ヶ月に及ぶ長期休業は、損害保険会社を過度に刺激するため要注意です。

 

休業の必要性を医学的に証明できないので、訴訟になっても認定されない可能性が高いと考えておくべきでしょう。

 

 

LBP

 

 

腰椎捻挫は全治何ヶ月?

腰椎捻挫が全治するまでの期間は、2~3ヶ月が平均的です。一方、長い場合には4~6ヶ月にも及びます。

 

6ヶ月以上治療しても症状が良くならないケースでは、症状固定して後遺障害が認定される場合があります。

 

 

腰椎捻挫でも後遺障害等級は認定されるのか?

腰椎捻挫は画像所見に乏しいため認定されにくいです。ただし症状の継続性と医学的裏付けがあれば14級や12級が認定されることがあります。

 

 

どの等級が認定される可能性があるのか?

多くは14級9号(局部に神経症状)です。医学的根拠をもって証明できる神経学的異常所見があれば、12級13号の可能性もあります。

 

 

MRIやレントゲンで異常がないと認定されない?

必ずしも非該当になりませんが、画像所見がない場合は認定のハードルが上がります。神経学的検査や診療録の一貫性が重要になります。

 

 

通院頻度はどのくらい必要か?

医学的には症状に応じた通院で足りますが、後遺障害審査では継続性が重視されます。具体的には月10回程度の通院が必要と言われています。

 

 

整骨院・接骨院中心の通院は不利か?

後遺障害認定で重視されるのは医師の治療です。整骨院中心だと医学的証拠力が弱く、不利になることが多いです。

 

 

腰痛だけでも後遺障害になる?

自覚症状のみでも14級9号認定の可能性はありますが、事故態様・通院状況が重要です。尚、腰痛だけでは12級13号は認定されません。

 

 

事故が軽微だと否定されるのか?

低速度事故でも後遺障害は理論上否定されませんが、因果関係は厳しく審査されます。車両損害写真、診療経過、医師意見書が重要になります。

 

 

既往症(椎間板ヘルニアや変性)があると認定されないか?

既存の変性所見があっても、後遺障害認定には影響ありません、しかし、後遺障害に認定された後に、素因減額の対象になる可能性があります。

 

 

 

nikkei medical

 

 

まとめ

 

交通事故で負うことの多い腰椎捻挫に特徴的な症状や治療法、そして、後遺症の等級認定のポイントをまとめました。

 

画像検査で異常を指摘できないことの多い腰椎捻挫ですが、受けるべき検査や等級認定のポイントさえ押さえれば、後遺障害認定を目指せます。

 

腰椎捻挫の後遺障害認定でお困りなら、こちらからお問い合わせください。初回の法律事務所様は無料で等級スクリーニング®を実施いたします。

 

 

inquiry

 

Traffic accident patient

 

 

関連ページ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

book

 

 

資料・サンプルを無料ダウンロード

 

以下のフォームに入力完了後、資料ダウンロード用ページに移動します。



    Finding an apprenticeship – Frequently Asked Questions(FAQ)




    関連記事

    ランキング