日経メディカルの連載コラム(隔週連載)に、弊社代表 濱口裕之の記事が掲載されたのでお知らせいたします。
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骨盤骨折についてのコラム記事
今回の日経メディカルの連載コラムは、骨盤骨折についての話題です。
濱口裕之の「治療だけで終わらせない交通事故診療」第51回
重症外傷の骨盤骨折は後遺障害が残りにくい?
骨盤骨折は3種類ある
骨盤骨折は、骨折する部位によって以下の3つに分類されます。
- 骨盤輪骨折
- 寛骨臼骨折
- 裂離骨折
交通事故で問題になる骨盤骨折は、骨盤輪骨折と寛骨臼骨折です。どちらも大きな骨折ですが、骨折としての特徴はかなり異なります。
<参考>
【医師が解説】骨盤骨折の後遺症認定ポイント|交通事故
骨盤輪骨折は重症外傷だが後遺症は残しにくい
骨盤輪骨折は重症外傷ですが、急性期の危機的状況を脱すると意外なほど後遺症を残さない傾向があります。
その理由は、危機的状況の原因が血管損傷による失血だからです。損傷した血管を止血さえできれば、後遺障害の対象となる機能障害は残りにくいです。
一方、骨盤骨折とは別の理由で、内臓損傷も意外なほど後遺症を残さないケースが多いです。
<参考>
【医師が解説】内臓破裂の後遺症が等級認定されるポイント|交通事故
外傷の重症度と後遺障害等級は一致しないことが多い
重症外傷のイメージが強い骨盤骨折ですが、最も救命が難しい骨盤輪骨折は意外なほど後遺症を残しません。
実際、自賠責保険では骨盤骨折の後遺障害は12級が上限になっています。外傷の重症度と後遺障害等級は一致しないことが多いのです。
詳細は日経メディカルを参照してください
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