脛骨高原骨折

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弁護士の先生から時々受ける相談で、脛骨高原(tibia plateau)骨折(手術症例)の後遺障害認定があります。

高原(plateau)とは脛骨の関節面を高地に広がった平原に見立てた専門用語で、脛骨関節面に達する膝関節内骨折です。関節内の荷重部の骨折であり、完全な整復固定を行わないと痛みが残る可能性が高い骨折であります。

交通事故などで強い外力が加わると、関節面が陥没し、時に骨片は粉砕します。こういう状態であれば当然手術が必要になるのですが、粉砕した骨片を元の位置に整復することが困難であることは想像に難くありません。

後遺障害認定で問題になることがなぜ多いのでしょうか。

まず術後は長期の外固定は必要としないので、関節の可動域制限が著明に制限されることは通常ありません。

そして後遺障害診断書に“画像(レントゲン)上、骨癒合は良好”と記載されています。

自覚症状欄には膝痛の記載は通常ありますが、調査会社は関節の可動域制限があまりないこと、骨癒合が得られていることから、せいぜい14級の認定しか行いません。

被害者にすれば手術まで受けて痛みが残っているのに、14級の認定しかおりないことに対して腑に落ちないのは当然のことでしょう。

レントゲンで骨癒合が良好であることは分かるのですが、関節面の不整像までの評価は困難です。疼痛が残存している場合はCT検査を行い不整像の有無を確認し、客観的資料を追加提出することが重要です。

弊社のスクリーニングサービスのご依頼をいただければ相談事案の資料に目を通し、必要な検査などを含めアドバイスをさせていただきますので、お困りの際には是非ご利用下さい。

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