頸髄症の高位診断

投稿日:2018年4月14日 更新日:

先週はデルマトームが絶対的なものではないことを話しました。今回は知覚障害の部位、腱反射、筋力低下を組み合わせれば“頸髄症”の責任椎間高位が推測できるという話です。国分先生の108例の1椎間手術を検討し報告された論文から引用させていただきます。

例えば上腕三頭筋腱反射の低下があれば85%、上腕三頭筋の筋力低下では79%、尺側指の知覚障害では96%の確率でC5-6椎間が責任椎間高位であると推測され、これら3つの所見が揃えば、診断は間違いないともの言えます。

どの指に最初しびれが出たかも高位診断の際に役立ちます。橈側の指、ないしは全部の指に始まっていればC3-4椎間かC4-5椎間の障害例であることが多いです。

腱反射は重症側の所見が明瞭でとらえやすく、反射の消失あるいは逆転が重要です。

以上のことを頭において、丁寧に診察をしていけば診断はそう難しくないのです。

ちなみに今回の話は“頸髄症”に関するものです。また別の機会に“神経根症”について述べようと思います。

-ブログ

Copyright© メディカルコンサルティング合同会社 , 2019 AllRights Reserved.