交通事故コラム詳細

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2024.12.17

神経損傷 頚椎

むちうちの安静期間とは?具体的な目安を解説|交通事故の後遺障害

むちうちは、適切な治療と局所安静によって早期回復が期待できます。しかし、安静にする期間は症状によって異なるため、一概には言えません。

 

本記事では、むちうちの安静期間の一般的な目安について詳しく説明しています。また、安静期間中に避けるべき行動や、安静期間を短縮するための方法についても触れています。

 

 

最終更新日: 2024/12/17

 

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むちうちの安静期間の目安

症状による安静期間の違い

むちうちの安静期間は、症状の程度によって異なります。軽度のむちうちは、1~2週間程度の局所安静が推奨されることが多いです。痛みや運動制限が強い場合には、2~3週間の局所安静が必要です。

 

尚、ここで言う「局所安静」とは体全体ではなく、あくまでも首の安静という意味です。むちうちの安静は、ベッドで寝るような「安静」ではないことに注意が必要です。

 

 

安静期間中にしてはいけないこと

安静期間中は、首や肩に負担がかかる行動を避けることが重要です。具体的には、激しい運動や長時間のデスクワーク、無理な姿勢を取ることは、症状が遷延する原因になります。

 

<参考>
むちうちでやってはいけないことは?治療で避けるべきNG行動リスト

 

 

安静期間の短縮方法

安静期間を短縮するためには、整形外科などの医療機関での適切な治療が欠かせません。薬物治療、リハビリテーションによる炎症の抑制が効果的です。

 

また、日常的なストレスを軽減して、バランスの取れた食事を心がけ、睡眠を十分に取ることで、体の回復力を高めることが期待できます。

 

 

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むちうちとは何か?

むちうちの症状と原因

むちうちの主な症状は、首や肩の痛み、頭痛、吐き気、めまいなどです。原因としては、追突事故の際に首がムチのようにしなることで発症します。

 

<参考>
【日経メディカル】あなどれない「むち打ち」の後遺症、首にとどまらない驚きの症状とは

 

 

むちうちの診断方法

むちうちの診断は、医師による問診、身体検査、レントゲン検査、そして必要に応じてMRI検査を行います。これらによって、首の筋肉や靭帯の損傷の有無を確認して、適切な治療方針を決定します。

 

 

 

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むちうちの治療法

受傷後すぐに医療機関を受診する

むちうちの症状が現れたら、早期に医療機関を受診することが重要です。早い段階から適切な診断と治療を受けることで、症状の悪化を防ぎ、早期回復を促進します。

 

 

薬物療法

むちうちの治療には、痛みや炎症を抑えるための薬物療法が用いられます。消炎鎮痛剤や筋弛緩剤が一般的に処方され、症状の緩和を図ります。

 

 

リハビリテーション

むちうちの回復には、リハビリテーションが重要です。初期段階では局所安静を保ち、炎症が治まった後は、軽いストレッチや温熱療法を行い、筋肉の緊張をほぐします。

 

 

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むちうちで受け取る休業損害

休業損害の計算方法と相場

むちうちによる休業損害は、交通事故前の収入を基に計算されます。

 

給与所得者

給与所得者の休業損害は、交通事故前3ヶ月の給与合計を実労働日数で割った日額に休業日数を掛けて計算されます。

 

自営業者

自営業者の場合、前年の確定申告に基づく所得を365日で割った日額に、休業日数を掛けて計算されます。

 

主婦

主婦の休業損害は、賃金センサスの女性の全年齢平均賃金を基に計算されます。家事労働が経済的価値を持つと認められるため、休業日数に応じて補償されます。

 

 

休業損害を受け取れる期間

むちうちによる休業損害は、治療期間中に受け取ることができます。一般的には、むちうちが完治するまでの3ヶ月から6ヶ月程度が目安とされています。

 

症状が重い場合や後遺症が残る場合は、さらに長期間の補償が受けられる可能性があります。

 

 

 

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むちうちによる後遺障害の認定基準

 

むちうちで後遺症が残ったら、自賠責保険から以下のように後遺障害12級13号や14級9号に認定される可能性があります。

 

等級

認定基準

12級13号

局部に頑固な神経症状を残すもの

14級9号

局部に神経症状を残すもの

 

 

12級13号:局部に頑固な神経症状を残すもの

むちうちが原因で、局部に頑固な神経症状(しびれ)が残った場合、後遺障害12級13号に認定される可能性があります。

 

12級13号は、MRI検査や神経学的検査の結果を基に、医学的に証明された場合にのみ認定されます。

 

 

14級9号:局部に神経症状を残すもの

むちうちが原因で、局部に神経症状(しびれ)が残った場合、後遺障害14級9号に認定される可能性があります。

 

14級9号は、画像所見がなくても、治療の経過や症状の一貫性が認められれば認定される可能性があります。

 

 

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むちうちの後遺障害認定ポイント

 

むちうちで後遺症が残った場合、自賠責保険で後遺障害に認定される可能性があります。しかし、後遺障害に認定される確率は、たった5%しかありません。

 

むちうちは、画像検査などで客観的な外傷所見を指摘できないケースがほとんどです。このため後遺障害審査では、事故規模や通院頻度などの純粋な医療とは言い難い指標で評価されます。

 

むちうちが後遺障害に認定されるためには、たくさん存在するチャックポイントの多くをクリアする必要があります。詳細を知りたい方は、こちらのリンクを参照してください。

 

<参考>
頚椎捻挫の後遺症と後遺障害認定ポイント|交通事故の医療鑑定

 

 

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むちうちの後遺障害で弊社ができること

弁護士の方へ

弊社では、むちうちの後遺症が、後遺障害に認定されるために、さまざまなサービスを提供しております。

 

 

等級スクリーニング

 

現在の状況で、後遺障害に認定されるために足りない要素を、後遺障害認定基準および医学的観点から、レポート形式でご報告するサービスです。

 

等級スクリーニングは、年間1000事案の圧倒的なデータ量をベースにしています。また、整形外科や脳神経外科以外のマイナー科も実施可能です。

 

等級スクリーニングの有用性を実感いただくために、初回事務所様は、無料で等級スクリーニングを承っております。こちらからお気軽にご相談下さい。

 

<参考>
【等級スクリーニング】後遺障害認定と対策を精査|医療鑑定

 

 

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医師意見書

 

医師意見書では、診療録、画像検査、各種検査、後遺障害診断書などの事故関連資料をベースにして、総合的に後遺障害の蓋然性を主張します。

 

医師意見書は、後遺障害認定基準に精通した各科の専門医が作成します。医学意見書を作成する前に検討項目を共有して、クライアントと医学意見書の内容を擦り合わせます。

 

医学意見書では、必要に応じて医学文献を添付して、論理構成を補強します。弊社では、2名以上の専門医によるダブルチェックを行うことで、医学意見書の質を担保しています。

 

弊社は1000例を優に超える医師意見書を作成しており、多数の後遺障害認定事例を獲得しています。是非、弊社が作成した医師意見書の品質をお確かめください。

 

<参考>
交通事故の医師意見書が後遺障害認定で効果的な理由|異議申し立て

 

 

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画像鑑定報告書

 

交通事故で残った後遺症が、後遺障害で非該当になったら異議申し立てせざるを得ません。その際に強い味方になるのが画像鑑定報告書です。

 

画像鑑定報告書では、レントゲン、CT、MRIなどの各種画像検査や資料を精査したうえで、後遺障害診断書に記載されている症状との関連性を報告します。

 

画像鑑定報告書は、画像所見の有無が後遺障害認定に直結する事案では、大きな効果を発揮します。

 

弊社では事案の分析から医師意見書の作成、画像鑑定にいたるまで、社内の管理医師が一貫して取り組むことで、クライアント利益の最大化を図っています。

 

<参考>
【画像鑑定】交通事故の後遺障害認定で効果的な理由|異議申し立て

 

 

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むちうちの後遺障害でお悩みの被害者の方へ

弊社サービスのご利用をご希望であれば、現在ご担当いただいている弁護士を通してご依頼いただけますと幸いです。

 

また、弊社では交通事故業務に精通している全国の弁護士を紹介することができます。

 

もし、後遺障害認定で弁護士紹介を希望される被害者の方がいらっしゃれば、こちらのリンク先からお問い合わせください。

 

 

Traffic accident patient

 

 

尚、弁護士紹介サービスは、あくまでもボランティアで行っています。このため、電話での弊社への問い合わせは、固くお断りしております。

 

弊社は、電話代行サービスを利用しているため、お電話いただいても弁護士紹介サービスをご提供できません。ご理解いただけますよう宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

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むちうちの慰謝料

後遺障害慰謝料

むちうちで後遺症が残った場合、後遺障害慰謝料が支払われることがあります。後遺障害慰謝料は、後遺障害等級に基づいて算定され、等級が高いほど慰謝料も高額になります。

 

例えば、後遺障害12級の場合、慰謝料は約290万円、14級の場合は約110万円が相場です1。後遺障害等級の認定には、医師の診断書や画像検査の結果が重要です

 

 

後遺障害逸失利益

後遺障害逸失利益は、交通事故によって労働能力が低下し、将来的な収入が減少することに対する補償です。

 

逸失利益は、基礎収入(年収)に労働能力喪失率と労働能力喪失期間を掛け合わせて算出されます。

 

例えば、基礎収入が500万円で労働能力喪失率が20%、労働能力喪失期間が10年の場合、逸失利益は約1000万円となります。

 

逸失利益の計算には、ライプニッツ係数を用いることが一般的です。

 

 

 

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むちうちの安静期間でよくある質問

むちうちで仕事を休む期間はどれくらいですか?

頚椎捻挫の休業期間は、症状の重さや治療の進行具合によって異なります。症状が軽度の場合は、休業の必要はありません。一方、職種が重労働の人では、1〜2週間程度の休業が必要となるケースもあります。

 

むちうちの症状が高度のケースでは、数週間から数ヶ月にわたって休業するケースも存在しますが、示談交渉の際に争いの原因となりやすいです。

 

 

むち打ちを早く治す方法はありますか?

むちうちを早く治すためには、適切な治療とリハビリテーションが重要です。初期段階では冷湿布や消炎鎮痛剤を使用して、炎症を抑えることが効果的です。炎症が治まった後は、湿布やストレッチを行い、筋肉の緊張をほぐします。

 

 

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まとめ

 

むちうちの安静期間は、症状の程度によって異なります。軽度のむちうちでは1~2週間の局所安静が推奨されますが、痛みや運動制限が強い場合は2~3週間が必要です。

 

安静期間中は、首や肩に負担をかける行動を避けることが重要です。激しい運動や長時間のデスクワーク、無理な姿勢は症状を悪化させます。

 

安静期間を短縮するためには、整形外科での適切な治療が不可欠で、薬物治療やリハビリテーションが効果的です。また、ストレスを軽減し、バランスの取れた食事と十分な睡眠を心がけることも大切です。

 

むちうちで後遺症が残ったのに、後遺障害が非該当となってお困りの事案があれば、こちらからお問い合わせください。

 

 

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