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今週の交通事故関連の話題
本来なら2019.8.3に掲載予定でしたが、サーバーがダウンしていたため本日のブログ更新になりました。先週にとても嬉しい知らせが届きました。
以前に意見書をご依頼いただいた法律事務所様から、14級が12級になったとの連絡が入りました。等級アップの報告自体は日常的にいただく内容なので、とくに珍しいわけではありません。
今回非常に嬉しかったのは、意見書を納品してしばらく経ってから、この法律事務所様から悲痛なメールが届いたからです。どうやらクライアントから、意見書の内容を罵倒されたようです。
クライアントである被害者の方は、意見書の中で「交通事故に起因する画像所見と考える」等の記載が無いことに激高されたそうです。骨折ではなく神経症状事案だったので、そのような記載などできるはずもありません。
弁護士の先生には、明らかに医学的に正しくないことを記載すると意見書の信用がなくなることを何度も説明していました。弁護士の先生はご理解いただいたのですが、クライアントに激高されて思わず弊社にメールされたようです。
私たちも臨床の現場で、良かれと思って行った医療行為に対して患者さんから理不尽なクレームを受けることがときどきあります。先般のやり取りでは、弁護士の先生のメールを拝読しながら、私たちと同じことが発生しているのだなと感じたものです。
そのような経緯があったので、ときどきあの事案はどうなったのかなと気になっていたのですが、めでたく弊社のスクリーニング通りに等級アップとなりました。いつも以上の嬉しさと安堵があったことは言うまでもありません。
今回改めて感じたことは、クライアントの満足感と結果を両立させることは必ずしも容易ではないということです。途中経過の段階ではさまざまな辛いことが起こりえます。
そんな状況は理解しつつ、弁護士の先生方との長期的な関係性構築のためには、客観的に判断して最善と思われるソリューションを提供し続けることが望ましいと感じました。