交通事故コラム詳細

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2024.12.4

神経損傷 頚椎

むちうちでMRI異常なしの痛みの原因は?治療は打ち切り?|後遺障害

むちうちを受傷された方の中には、痛みやしびれが続いているのに、MRI検査で異常がない状況に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

 

本記事では、むちうちで痛みが続いているのにMRIで異常がない原因を詳しく解説しています。また、MRIで異常がないと治療が打ち切りになるのかについても触れています。

 

 

最終更新日: 2024/12/4

 

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むちうちで痛いのにMRIで異常なしの理由

MRIでは大きな器質的変化しか分からない

MRI検査は、強力な磁気を利用して体内の状況を画像化する検査です。主に筋肉や神経などの軟部組織の異常を調べる際に用いられます。

 

しかし、むちうちのような微細な神経損傷や炎症などの小さな変化は捉えにくいことがあります。

 

そのため、むちうちで痛みやしびれが続いていても、MRI検査で異常が見つからないケースが少なくありません。

 

 

MRIの性能が低い可能性

MRI検査の性能は、使用する機器の磁力の強さ(テスラ)によって異なります。一般的に1.5テスラのMRIが多く使用されていますが、3テスラ以上の高磁力MRIを使用することで、より詳細な画像が得られる可能性があります。

 

もし、低磁力のMRIで異常が見つからなかった場合は、高磁力のMRIで再検査することも選択肢の1つです。

 

 

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むちうちのMRIで異常なしは治療が打ち切りになる?

むちうちでMRI異常なしでも治療打ち切りになるわけではない

むちうちの痛みやしびれが続くにもかかわらず、MRI検査で異常が見つからない場合でも、治療が打ち切りになるわけではありません。

 

MRIの結果が異常なしと診断されても、痛みやしびれが続く場合は、医師に治療の継続を訴えることが重要です。

 

保険会社から治療費の打ち切りを打診された場合でも、医師の判断次第で任意一括対応で治療を続けられる可能性があります。

 

もし医師の判断に反して保険会社が任意一括対応を打ち切っても、健康保険を使用して治療を続けられます。

 

 

打ち切りを打診されたら医師に相談する

もし、保険会社から治療の打ち切りを打診された場合は、まず主治医に相談しましょう。

 

主治医が治療の継続を勧める場合は、保険会社は医師の意見を尊重して、治療が継続になる可能性があります。

 

 

 

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MRIで異常なしと診断されたときの対処法

むちうちの症状があれば通院を継続する

MRI検査で異常が見つからない場合でも、痛みやしびれなどの症状が続く場合は通院を継続することが重要です。

 

むちうちの症状は、微細な神経損傷や炎症などが原因であることが多く、これらの所見はMRI検査では捉えにくいです。

 

医師に自覚症状を訴えて、適切な治療を受け続けることが大切です。

 

 

強い磁力のMRIで再検査する

一般的に使用されるMRI検査は1.5テスラの磁力ですが、3テスラ以上の高磁力MRIを使用することで、より詳細な画像が得られることがあります。

 

低磁力のMRIで異常が見つからなかった場合は、高磁力のMRIで再検査を行うことも選択肢の1つです。

 

尚、オープン型MRIは0.3~0.5テスラしかないため、非常に画質が悪いです。このため、オープン型MRIは極力避ける方が無難です。

 

<参考>
【日経メディカル】オープン型MRIの画質は後遺障害認定に適さない

 

 

 

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むちうちでMRI異常なしでも後遺障害に認定される?

14級9号なら後遺障害認定の可能性あり

むちうちでMRI検査に異常が見られない場合でも、後遺障害14級9号に認定される可能性はあります。一方、MRI検査に異常が見られないと、むちうちで12級13号に認定される可能性はありません。

 

ただし、14級9号であっても、MRI検査を受けた方が、むちうちでは後遺障害に認定されやすいです。

 

 

<参考>
むちうちのMRIが後遺障害認定で必要な理由|交通事故の医療鑑定

 

 

むちうちが後遺障害に認定されるポイント

むちうちが後遺障害に認定されるためには、以下のポイントが重要です。

 

  • 事故の規模:大きな事故ほど後遺障害に認定されやすい
  • 症状の一貫性:交通事故直後から一貫して症状を訴えている
  • 十分な通院実績:通院期間や実際の通院日数がポイントになる

 

 

上記以外にも、むちうちが後遺障害に認定されるためには、たくさんのポイントがあります。詳しく知りたい方はこちらを参照してください。

 

 

<参考>
むちうち後遺症が首の痛みだけで後遺障害認定される?|交通事故の医療鑑定

 

 

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むちうちの後遺障害認定で弊社ができること

弁護士の方へ

弊社では、むちうちの後遺症が後遺障害に認定されるために、さまざまなサービスを提供しております。

 

 

等級スクリーニング

 

現在の状況で、後遺障害に認定されるために足りない要素を、後遺障害認定基準および医学的観点から、レポート形式でご報告するサービスです。

 

等級スクリーニングは、年間1000事案の圧倒的なデータ量をベースにしています。また、整形外科や脳神経外科以外のマイナー科も実施可能です。

 

等級スクリーニングの有用性を実感いただくために、初回事務所様は、無料で等級スクリーニングを承っております。こちらからお気軽にご相談下さい。

 

<参考>
【等級スクリーニング】後遺障害認定と対策を精査|医療鑑定

 

 

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医師意見書

 

医師意見書では、診療録、画像検査、各種検査、後遺障害診断書などの事故関連資料をベースにして、総合的に後遺障害の蓋然性を主張します。

 

医師意見書は、後遺障害認定基準に精通した各科の専門医が作成します。医学意見書を作成する前に検討項目を共有して、クライアントと医学意見書の内容を擦り合わせます。

 

医学意見書では、必要に応じて医学文献を添付して、論理構成を補強します。弊社では、2名以上の専門医によるダブルチェックを行うことで、医学意見書の質を担保しています。

 

弊社は1000例を優に超える医師意見書を作成しており、多数の後遺障害認定事例を獲得しています。是非、弊社が作成した医師意見書の品質をお確かめください。

 

<参考>
交通事故の医師意見書が後遺障害認定で効果的な理由|異議申し立て

 

 

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画像鑑定報告書

 

交通事故で残った後遺症が、後遺障害で非該当になったら異議申し立てせざるを得ません。その際に強い味方になるのが画像鑑定報告書です。

 

画像鑑定報告書では、レントゲン、CT、MRIなどの各種画像検査や資料を精査したうえで、後遺障害診断書に記載されている症状との関連性を報告します。

 

画像鑑定報告書は、画像所見の有無が後遺障害認定に直結する事案では、大きな効果を発揮します。

 

弊社では事案の分析から医師意見書の作成、画像鑑定にいたるまで、社内の管理医師が一貫して取り組むことで、クライアント利益の最大化を図っています。

 

<参考>
【画像鑑定】交通事故の後遺障害認定で効果的な理由|異議申し立て

 

 

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むちうちの後遺障害認定でお悩みの被害者家族の方へ

弊社サービスのご利用をご希望であれば、現在ご担当いただいている弁護士を通してご依頼いただけますと幸いです。

 

また、弊社では交通事故業務に精通している全国の弁護士を紹介することができます。

 

もし、後遺障害認定で弁護士紹介を希望される被害者の方がいらっしゃれば、こちらのリンク先からお問い合わせください。

 

 

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尚、弁護士紹介サービスは、あくまでもボランティアで行っています。このため、電話での弊社への問い合わせは、固くお断りしております。

 

弊社は、電話代行サービスを利用しているため、お電話いただいても弁護士紹介サービスをご提供できません。ご理解いただけますよう宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

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むちうちのMRIでよくある質問

交通事故でMRIを撮ってくれない場合は?

むちうちの症状が続いていることを主治医に伝えたうえで、MRI検査を希望しましょう。医師が必要と判断すれば、MRI検査を受けることができます。

 

 

むちうちの症状はMRIでわかる?

むちうちの症状は、MRI検査で確認できる場合があります。特に神経の損傷が疑われる場合、MRI検査は有効な診断ツールです。ただし、微細な損傷や炎症は、MRI検査で捉えにくいです。

 

 

むちうちで施行するMRIの費用は?

むちうちで施行するMRI検査の費用は、保険の適用範囲によって異なります。一般的には数千円から数万円程度かかることが多いです。保険会社に事前に確認して、費用負担について相談することをお勧めします。

 

 

むちうちではいつMRIを受けるべき?

腕の痛みやしびれなどの症状が続けば、早い段階でMRI検査を受けることが推奨されます。

 

<参考>
事故でMRIを受ける最適なタイミングとは|後遺障害の医療鑑定

 

 

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まとめ

 

MRI検査では大きな器質的変化しかわからないため、むちうちの微細な神経損傷や炎症は捉えにくいです。使用するMRIの磁力が低いと、さらに見逃される可能性があります。

 

むちうちでMRIに異常が見られなくても、痛みが続く場合は治療を継続しましょう。高磁力のMRIで再検査することも選択肢です。

 

保険会社から治療の打ち切りを打診されたら、主治医に相談して継続治療を訴えてください。

 

MRI異常なしでも14級9号に認定される可能性はあります。むちうちの後遺障害認定に関してお困りの事案があれば、こちらからお問い合わせください。

 

 

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