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脛骨遠位骨折では足関節機能障害をきたしやすい|交通事故の後遺障害

 

脛骨遠位骨折では足関節機能障害をきたしやすい

 

人口比で考えると、膝関節部痛を訴える人は足関節部痛を訴える人よりも圧倒的に多いです。これは膝関節が靭帯や半月板といった、たくさんのパーツで構成されていることも要因のひとつです。

 

このため、足関節周囲骨折は膝関節周囲骨折と比べて重視されない、もしくは軽症であると思われがちです。しかし、私はこれは間違いであると考えています。その理由は、足関節は膝関節よりもサイズが小さいためです。

 

例えば、同じ2mmの関節面の陥没であっても、関節面の大きな膝関節と小さな足関節を比べると、関節に与える影響は足関節の方が大きいからです。つまり、骨折による同じ程度の転位があれば、足関節の方が重症化しやすいと言えます。

 

交通事故では下腿遠位の脛腓骨骨折を受傷するケースが多いです。脛骨遠位は骨癒合しにくいことで有名ですが、それ以外にも足関節拘縮をきたしやすいことはあまり知られていません。

 

脛骨天蓋部(足関節関節面)に骨折が及んでいる場合、足関節痛や足関節拘縮の原因となるのですが、転位が少ないスルーされて非該当や14級9号しか認定されない事案を散見するのです。

 

やはり、適切な救済を考えると、脛骨遠位の粉砕骨折に足関節拘縮や足関節痛を併発している事案では、その後遺障害程度に応じて10級11号、12級7号、12級13号が認定されて然るべきだと考えています。

 

 

 

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