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大腿骨骨折後の膝関節拘縮|交通事故の後遺障害

 

今週の交通事故関連の話題

 

大腿骨骨幹部骨折後の合併症として膝関節拘縮があります。この合併症については古くから報告があり、千葉医学雑誌42巻6号 Page647(1967.03) では、大腿骨骨折26例中、高度拘縮3例、中等度拘縮4例、軽度拘縮7例、拘縮無し12例と報告されています。

 

 

大腿骨骨折の約半数で膝関節拘縮を併発しています。

 

 

一方、 骨折 29巻4号 Page828-831(2007.12) では、膝関節拘縮の原因となった骨折は大腿骨の近位端1例、骨幹部6例、遠位端3例、膝蓋骨、脛骨近位端各1例であったと報告されています

 

 

このように大腿骨骨折後に膝関節拘縮は高頻度に併発しますが、その原因は大腿四頭筋と骨折の癒着であるという説が有力です。これ以外にも大腿骨顆上骨折後などの膝関節近傍骨折では、膝関節拘縮を併発しやすいようです。

 

 

膝関節近傍骨折で膝関節拘縮を併発するのは視覚的に連想しやすいですが、大腿骨骨幹部骨折でも膝関節拘縮を併発する可能性があることは盲点になっていると思います。この点は覚えておいて損はないでしょう。

 

 

 

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