関節リウマチは内科の病気?

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今週はリウマチ学会に参加しております。

関節リウマチの治療の進歩には目を見張るものがあり、最近は治る病気になりつつあります。

その理由としてリウマチに関わるサイトカインという物質が次々とみつかり、それらをターゲットにする分子標的療法が始まったからです。例えばTNFαというサイトカインを抑制する薬剤が代表的なものです。昔の治療薬と比較すると効果はかなり高く、関節の破壊を防げるため、人工関節などの手術が明らかに減ってきました。しかしこれらの薬剤は免疫を抑える作用があるため、副作用として感染をおこす場合があります。もともとリウマチ患者さんは肺疾患を合併している方も多く、肺炎を併発した場合は致命的にもなり得ます。したがって肺疾患を事前に評価しておくことが必須であります。

最近のリウマチ治療の進歩により、薬物治療が主体になり、合併症の予防が重要になってきました。つまりリウマチ治療において、整形外科医が得意とする手術の出番が減り、膠原病を専門とする内科医が多く関わるようになってきました。

実際30代のリウマチ専門医の数では整形外科医より内科医の方が多いようです。

今後もこの流れは止まらないと思われますが、昔から整形外科医としてリウマチ治療に関わってきた人間としては寂しさもあります。

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