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医療において日本は輸入超過の国
9月にアメリカを襲ったハリケーンが甚大な被害をもたらしたことはニュースで聞きましたが、どこか別世界のことのように考えていました。
しかし実際われわれの整形外科の診療で問題が出始めています。今回直撃を受けたプエルトリコは製薬、医療機器メーカーの製造拠点でインプラントの工場が多くあります。1960年代以降、賃金の安かったこの地域に大手製薬会社、医療機器メーカー(ジョンソンアンドジョンソン、ファイザー、アボット、メルク、ストライカー、メドトロニック、アムジェンなど)が拠点をおいたようです。薬剤に関する影響はまだ聞いておりませんが、整形外科で使用するインプラントの供給に既に影響が出始めているようです。具体的には脊椎手術でしようするスクリューなどです。もう既に使えない製品、1−2ヶ月で使えなくなる製品があります。他のメーカーの類似品はありますが、やはり普段使用している製品が使えないと手術がやりにくくなります。
医療において日本は輸入超過の国です。人工関節やその他のインプラントは外資系メーカーのものが多く使われています。
国内の医療機器の市場は10年前と比べ伸び、輸入額も増加しておりますが、輸出額はほとんど増えておりません。日本の技術があれば同様の製品が作れそうなものですが、医療機器を開発するにあたって、規制が多くあったり、新しい物を生み出す土壌がないなど様々な問題が背景にはあるとは思います。日本人としてできればメードインジャパンの製品を使いたいものです。医機連ホームページより
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