交通事故コラム詳細

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2018.3.19

検査

交通事故診療におけるCT検査の優位性|後遺障害

 

交通事故診療におけるCT検査の優位性

 

レントゲン検査やMRI検査の有用性は以前述べましたが、CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)検査はどうでしょうか。

 

CTは放射線を照射し、コンピュータを用いて処理をすることで、身体の断層撮影を行う機器です。昔は横断像だけでしたが、最近では多くの機器で冠状断像、矢状断像や3D画像も構成できるようになりました。

 

整形外科の分野では、軟部組織より骨を見るのに適した検査です。交通事故の患者さんではレントゲンでは分かりにくい関節内骨折のわずかな変形治癒の評価などでその効果を発揮します。また骨癒合の判断に迷う時にも有効です。

 

撮像時間が短いのがMRI検査と比較したメリットの1つですが、レントゲン撮影よりもかなり多い被曝が大きなデメリットです。1回の撮影で、〜100mSvの被曝を受けるため、将来の発癌リスクを増やす可能性は否めません。したがって、事故の患者さん全てが対象になるわけではなく、受診早期で必要になるのは、骨折の状態を詳しく評価したい場合のみになります。レントゲンで十分な情報が得られた場合は検査を行いませんし、骨折の有無が問題になる場合ではMRI検査を行う方が有用です。

 

ほとんどの担当医は被曝のデメリットと検査を行うことのメリットを比較し、検査を患者さんに提案しております。

 

ただ明らかに検査を行うメリットが大きいにもかかわらず検査機器がないために検査がされず、そのために後遺症障害認定で不利益を被っている事案を幾つも見てきました。

 

そういう事案をお抱えの場合、気軽に弊社にご相談していただければと思います。

 

 

 

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メディカルコンサルティング合同会社は、医師が代表をつとめる会社としては業界最大手です。全国約130名の各科専門医と、年間約1000例の交通事故事案に取り組んでいます。

 

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