脚長差の計測法はやはりSMDか望ましい?

投稿日:2019年9月7日 更新日:

以前、脚長差計測法の問題点についてのブログ記事を記載しました。この中で、私は従来から広く行われているSMD( 上前腸骨棘と下腿内果下端間の長さ )による計測を批判しました。

SMDの問題点はたくさんありますが、主なものだけで下記のようなことが挙げられます。

  1.  計測が非常に不正確(画像上で計測時も含めて)
  2.  股関節や膝関節の関節拘縮の影響を受ける
  3.  下肢アライメントの影響を受ける

このため、私は臨床的にはSMDはあまり意味の無い数字だと感じています。しかし、交通事故や労災事故被害者の立場では、あながちSMDも悪いものではないことに気付きました。

その理由は、上記の②③に関しては、被害者に有利になることが多いからです。例えば②の場合、膝関節拘縮を少し併発するだけでも、SMDとしては大きな差になってきてきます。

同様にして15度未満の長管骨変形であっても、SMD上では大きな脚長差になることが多いです。これらを勘案すると、一概にSMDを全否定するものではないと考え直しました。

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