疼痛治療薬2

投稿日:2018年3月3日 更新日:

以前疼痛治療薬の有用性について記しましたが、薬剤を内服すれば当然副作用も起こりえます。本日は副作用について記します。

 

非ステロイド性抗消炎薬(NSAIDs)は短期では胃十二指腸潰瘍などの障害を起こすことがあるので、通常胃薬を一緒に処方します。この場合胃粘膜保護剤ではサイトテックというプロスタグランジン製剤以外はエビデンスがないので、特に高齢者などリスクの高い患者さんには胃酸の分泌を抑えるプロトンポンプ阻害剤(PPI)やH2ブロッカーを使用することが望ましいです。ただNSAIDsは長期で使用すると腎機能障害を起こしたり、心血管イベントが上昇するリスクがあります。

 

弱オピオイドは飲み始めには嘔気やふらつきを起こすことがあり、容量依存性に便秘を起こします。これらの副作用が出た場合は、効果との兼ね合いで継続するかどうかを患者さんと相談して決めていくことになります。また弱オピオイドの場合は依存性が問題になることは少ないのですが、強オピオイドは海外では依存症が問題になっており、アメリカでは乱用による死亡者が増えており社会問題にもなっています。

 

プレガバリンは特に飲み始めにめまい、ふらつき、眠気などが起こる場合があります。飲み始めは夕食後から少量で開始することが多いのですが、少量でも副作用を生じて飲めない人もおられます。また稀ではありますが、飲み続けることで体重増加をきたしたという報告も散見されます。

 

薬剤使用のメリットがあれば、こうした副作用によるデメリットもあります。これらのバランスを取りながら、患者さんの生活の質が改善していくように処方していくことが重要です。

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