脊椎レントゲン検査

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外来診療で脊椎疾患が疑われる方が初診された場合、まずはレントゲン検査をお勧めするのですが、なかには“レントゲンは要らないのでMRIを撮って下さい”、と言う強者の患者さんもおられます。

確かにMRI検査も有用ですが、レントゲン検査はスクリーニング検査として当然ながら大切です。

レントゲン検査がMRI検査と比べて有利な点は動態撮影ができる所です。つまり前屈、中間、後屈位の側面で撮影した像を比較読影できることです。中間位では問題なくても、前後屈で椎体が“ずれる”ことがあります。この“ずれ”つまり“すべり”が生じるような椎体間に不安定性がある場合は、脊柱管狭窄を合併したり、神経症状が出やすいと言われています。

MRI検査で動態撮影を行う場合もありますが、時間がかかるため、全ての方に行うことは現実的ではありません。

頚椎の場合は動態撮影に加えて、斜位でのレントゲン撮影も有用で、神経根の出入り口である椎間孔の評価に有効です。つまり頚椎では動態4方向か6方向の撮影が一般的です。腰椎で斜位の撮影を行う場合は、分離症の評価が主な目的ですが、分離症は側面像でも分かるため、斜位像を撮る意味はあまりありません。腰椎の場合は動態4方向で十分と言えるでしょう。

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