第96回日本整形外科学会学術総会の交通事故診療シンポジウムで、弊社代表の濱口裕之がシンポジストとして登壇しました。
本記事は、整形外科領域で最も格式の高い日本整形外科学会学術総会の交通事故診療シンポジウムについて御報告します。
最終更新日:2024/5/26
Table of Contents
日本整形外科学会とは
1926年4月3日設立の国内最大規模の学術研究団体です。ほぼ全ての整形外科医(約21,000名)が、日本整形外科学会の会員です。
<参考>
公益社団法人 日本整形外科学会
日本整形外科学会学術総会とは
日本整形外科学会会員の知識啓発と質の高い研究成果の社会還元を目的として、毎年1回の頻度で定期開催しています。
2023年度は、岡山大学の尾崎敏文教授が会長で、2023年5月11日(木)~14日(日)パシフィコ横浜で開催されました。
<参考>
第96回日本整形外科学会学術総会
交通事故診療シンポジウムについて
シンポジウムとは
シンポジウムは、特定のテーマに対して異なる意見を持った複数の専門家を招き、報告や発表を聞いたあとに、聴衆からの質問に答える形式で行われます。
国内最高峰の交通事故診療シンポジウム
整形外科は、交通事故被害者の治療を行う主な診療科です。このため、日本整形学会学術集会においても、交通事故診療に関する研究発表が行われています。
その中でも、交通事故診療シンポジウムは、交通事故診療の第一人者によって集中的に討議されるセッションです。自他共に認める交通事故診療における日本で最高峰の学会シンポジウムです。
今年は、経験豊富な医師会理事の先生方とともに、弊社代表の濱口裕之が、5名のシンポジストの一人に選出されました。日本整形外科学会のシンポジスト選出は極めてハードルが高く、とても名誉なことです。
交通事故診療シンポジスト選出の意義
これまで、日本整形外科学会学術総会の交通事故シンポジウムでは、医師目線での発表がほとんどでした。
弊社代表のように、被害者や保険会社の立場から発言する医師が交通事故シンポジストに選出されるのは、渉猟した限りでは初めてです。
後遺障害認定の現実的な問題点を、多くの整形外科医に発信できる絶好の機会と考えています。
交通事故診療シンポジウムの御報告
セッションの概要
■セッション名:S66 【交通事故診療を究める整形外科医を目指して-交通事故診療の疑問に応えます-】
■日時:2023年5月14日(日)9:35~10:55
■会場:第8会場(パシフィコ横浜 会議センター 5F 502)
■セッション時間:80分
弊社代表の発表タイトル名
わかりやすく解説!交通事故の後遺障害―年間1000例の経験から―
メディカルコンサルティング合同会社
代表医師 濱口裕之
弊社代表の発表内容概要
- 最近の後遺障害認定のトレンド(年間1000事案の分析結果)
- 整形外科医への後遺障害診断書の記載内容例示
- 外傷性頚部症候群の12級、14級、非該当を分ける因子
シンポジウムでの質疑応答
- 手関節TFCC損傷で後遺障害認定されるためのポイントは?
- 救急病院受診後から転院までの期間にやっておくべきこと
- 自賠責保険と労災保険の後遺障害認定基準の違い
他のシンポジストの発表内容概要
- 交通事故診療で健康保険を使用する問題点
- 保険会社や交通事故被害者とのトラブル回避法
- 交通事故診療における柔道整復師問題
まとめ
日本整形外科学会とは、1926年4月3日設立の国内最大規模の学術研究団体で、ほぼ全ての整形外科医(約21,000名)が日本整形外科学会の会員です。
日本整形外科学会学術総会は、日本整形外科学会会員の知識啓発と質の高い研究成果の社会還元を目的として、毎年1回の頻度で定期開催しています。
第96回日本整形外科学会学術総会の交通事故診療シンポジウムでは、以下の内容を発表しました。
- 最近の後遺障害認定のトレンド(年間1000事案の分析結果)
- 整形外科医への後遺障害診断書の記載内容例示
- 外傷性頚部症候群の12級、14級、非該当を分ける因子
質疑応答では、フロアの整形外科医から活発な質問が出て、非常に盛況なシンポジウムでした。
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