男性医師二人の写真

後遺障害に対して医師はどう考えているのか?

投稿日:2020年1月18日 更新日:

後遺障害等級認定において、医師が作成する医証は大きな影響力を持ちます。このため、被害者・弁護士にかかわらず医師と向かい合う必要があります。しかし、一般的には医師は取っつきにくいという印象をお持ちではないでしょうか?

 

今日は、臨床医が何を考えているのかについてお話したいと思います。率直に言って、被害者や弁護士から後遺障害についてとやかく言われるのは「鬱陶しい」の一言です(笑)。理由はいくつかありますが、最大のものは医師の使命は「治療」だからです。

 

後遺障害を残すことは、医師の中では治療の敗北と捉えがちです。もちろん、重症外傷において後遺障害を残さず治癒することなど物理的に不可能ですが、それでも医師にとって後遺障害は心に刺さった棘のような感覚です。

 

そのような一種のトラウマについて根掘り葉掘り言われ、しかも「こんなに障害が残って困っている」と繰り返し訴えられると、勘弁して欲しいと思います。言葉は悪いですが一種のクレーマーのように感じることも多々あるのが実際のところです。

 

もちろん、被害者や弁護士の目的は医師を攻めることではなく適正な等級認定なのですが、医師にとっては自分が攻められていると感じていることを理解しておく必要があります。

 

もう一点挙げるとすれば、医師は信じられないほど多忙であること、および日常的に患者さんの生命に直結する業務に携わっているため極めてストレスフルな状況に置かれていることです。

 

もちろん、弁護士も多忙ですが、医師の場合は多忙さに加えて、患者さんの生死と隣り合わせである重圧もあります。やはり生命に関しては金銭の問題よりも重圧のかかり方が大きいので、金銭絡みの相談に関しては「いい加減にしてくれ」という気持ちになりがちです。

 

このように、医師は一般社会では考えにくい状況に日々置かれていることを理解していると、スムーズな関係を築ける可能性が高まるのではないかと思います。

 

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