脳外傷では高次脳機能障害と身体性機能障害を分離しない

投稿日:2021年9月11日 更新日:

脳外傷による後遺障害では、身体のあらゆる部位にさまざまな症状を残します。そして身体だけではなく、精神状態にも障害を残すことがあります。

 

臨床的には脳外傷による種々の障害を分離することは困難であり、このことは自賠責保険の考え方にも踏襲されています。

 

このため脳外傷による後遺障害では、高次脳機能障害と身体性機能障害を分離することなく、それらの障害による就労制限や日常生活制限の程度に応じて総合的に等級評価を行います。

 

上記の例外は、眼、耳、鼻などの感覚器に生じた障害で、これらの障害がある際には、脳の障害と別の障害として等級を算出して両者を併合します。

 

高次脳機能障害と身体性機能障害にかんしては併合されるのではないかと考えがちですが、精神障害も含めて総合的に等級判断されることになります。

 

尚、総合的に等級判断する際には労働能力の喪失程度を基準とされますが、学生や家事労働者、高齢者では日常生活に支障をきたす程度で等級判断します。

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