画像鑑定でも診断書情報が必須である理由

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弊社では医療相談というサービスがあります。こちらは意見書や画像鑑定報告書とは異なり、クライアントのご要望に応じたオーダーメイドのサービスとなります。

 

このため、方針決めのための内部資料として画像鑑定を依頼されることがあります。この際に問題になるのが、正確な所見を導き出すためには、画像以外の情報も重要であることがイマイチ理解いただけないことです。

 

例えば、骨折の画像を見せられても、受傷日や事故態様によって全く所見や画像鑑定の結果は異なります。画像所見だけで正確な鑑定を行うことは不可能なのです。

 

放射線科医師による画像鑑定が正確さに欠ける理由は、このような画像以外の周辺情報を知らされずに読影せざるをえないことが挙げられます。臨床の現場では、自分の専門領域(整形外科なら骨・関節・脊椎)の読影で放射線科医師の読影レポートに頼ることはありません。

 

主治医の読影の方が正確である理由は、放射線科医師の読影能力が低いからというわけではなく、主治医の方が患者さんの情報を熟知しているからです。

 

このような事情を知っていると、画像所見の読影依頼する場合であっても、後遺障害診断書・事故態様・診断書などの情報が重要となることがご理解いただけると思います。

 

つまり、画像鑑定といっても画像に現れている所見は患者さんの真の所見の氷山の一角に過ぎず、真実に近づくためには画像検査以外の周辺情報が不可欠なのです。

 

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