高次脳機能障害の症状固定時期

投稿日:2019年6月29日 更新日:

高次脳機能障害は、 外傷や脳卒中などの疾患のために脳に損傷を負うことで発症します。主に下記の4つ症状が顕在化します。

  1. 記憶障害
    • 新しいことを覚えることができない
  2. 注意障害
    • 同時に2つのことを実行できない
    • 集中力が続かない
  3. 遂行機能障害
    • 自分で考えて行動できない
  4. 社会的行動障害
    • 情緒不安定になりやすい
    • 周囲とのトラブルをおこしやすい

診断基準は、脳の器質的病変の原因となる事故による受傷や疾病の発症の事実が確認されていることと、 MRI・CT・脳波などにより認知障害の原因と考えられる脳の器質的病変の存在が確認されていることです。

成人の被害者は、急性期の症状の回復が急速に進み、それ以降は目立った回復が見られなくなるという時間的経過を辿ることが多く、受傷後少なくとも1年程度で症状固定にいたることが多いです。

一方、小児の場合は、障害の回復に当たって脳の可塑性や環境の影響に配慮する必要があります。集団生活への適応困難さの有無が、成人後の自立した社会生活や就労能力に反映される可能性があると考えられ、学校やその他の社会的活動における適応状況の充分な検討が必要です。このため、症状固定までの期間が長くなる傾向があります。

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