醜状障害

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仕事柄、他の医師が書かれた後遺障害診断書を目にすることが多いのですが、醜状(きずあと)障害に関する記載がなかったり、細かな部位、大きさが書かれていない書類もよく目にします。

 

関節可動域の測定に関しても、後遺障害の目安となる可動域の2分の1、4分の3といった数値を意識せずに書かれているものも非常に多いです。

 

ご存知のように頭部、顔面、頚部の外貌であれば3段階の等級が定められており、上肢と下肢については1段階の等級が定められています。認定される大きさは鶏卵大、てのひらなど部位によって変わります。(大きさを具体的な数値で決めてもらった方がいいと思うのですが)自賠責保険で言う上肢とは肩関節(肩甲上腕関節?)から指先まで、下肢とは股関節から足背までです。事故による直接の怪我だけでなく、手術痕まで該当します。

 

外貌醜状に関しては職業、年齢などにもよりますが、裁判では逸失利益まで認められるケースもあるみたいなので詳細に記載する必要があります。

 

勤務医にとっては書類をいくら書いても給料が上がるわけではありませんので、ついついおざなりになってしまう気持ちも分からないではありません。しかし被害者の方にとっては等級に該当するかどうかは大きな問題ですので、医師と患者の良好な関係を保つためにも詳細に記載する必要があると思われます。

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